ハッピークラウンです!
月一くらいの更新頻度になっていてすみません…
今日は、赴任して二ヶ月、いろいろ試行錯誤してる中で今のところ一番うまくいっている「学校プログラム」について紹介します!
おれ、先生やるの無理
僕がいるリマンドホーム(児童拘置所)には、これまで児童達が学習する環境が全くありませんでした。だから先生もいません。
来る先生っぽい人といえば、教会のおばちゃんや、近くの学校の先生が少し話をしに来るくらい。
ということで僕が派遣されたという経緯もあるわけですけども。
だからといってたった2年しかいない僕が先生役してもそんなものはその後続かない!
しかも施設のスタッフも、100人近くいる児童をたった2人のシフトで監視しないといけないから勉強なんて教えられない!
そして何より一人でこんな大人数にしかもスワヒリ語で全科目授業するとか不可能!無理!
ということで、高校生くらいの歳の子達に、先生役を任せることにしました。
お前達が先生だ!
なにをしたかというと。
教員免許を発行しました。
名前と、担当科目、Youth Teacher Agreementと名付けた約束事が記載されています。
約束は、
- 生徒を一所懸命教えること。生徒が諦めようとしたら励ますこと。
- 物を責任持って管理し、失くしたり壊したりしない・させないこと。
- 先生として、良いマナーを心がけること。施設のスタッフと良いコミュニケーションを取ること。
ということで、今は男女合わせて7名の先生がいます。
教科は、
- 英語
- スワヒリ語
- 算数
- 音楽
- 体育
体育は僕が学んで技術移転かなと思ってます。笑
教材は寄せ集め!!
先生はおる。しかし金がない!
ということで、今使っている教材は、僕がエクセルで大量に問題作ったり、ネットからフリーのワークシート落としてきたり、ぼくが二本松訓練所で使ってた教科書参考にしたり、ナイロビの隊員宿泊所でテイクフリーになってたスワヒリ語の教科書取ってきたり、とバラバラの寄せ集めです。
全学年向けに一冊ずつでも教科書買おうとしたら軽く万は超える。そんなお金今のうちの施設にはないよ!!ここは今後の課題です。教材研究頑張ろう。
最近では先生達もわかってくれたのか、自分たちでどんどん教材を作ってくれています。そうそう、そういうの待ってたよ。
ノートは、以前どこかから寄付されたものが発掘されたのでそれを使っています。90冊近くあるのに丸々放置なんて、いかにこれまで先生がいなくて苦労してたかがわかります。
と、いうことで、この活動を始めてから約2週間、今のところは先生達も責任持ってしっかりやってくれています。ちゃんと黒板使ってくれていますし、毎日レポートも書いてくれています。
問題はこれからどうダレてくるか、そして僕がうまく燃料投下し続けられるか…!
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